エトナ ロッソ フェウド ディ メッツォ 2021 / テッレ ネーレ Etna Rosso Feudo di Mezzo 2021 / Terre Nere

8,580円(税込)

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種類 赤ワイン/辛口 
生産地 DOC エトナ シチリア州/イタリア
ブドウ品種 ネレッロ・マスカレーゼ 100%
容量 750ml
アルコール度数 14%

エトナの持つ多様性に気づき、初めてその表現に取り組んだエトナを代表する生産者。
類いまれな感性と繊細な醸造の才能を持つマルコ・ディ・グラツィアに率いられ、今でもなおその先頭を走り続けている。

(インポーター資料より)
ヨーロッパ最大の活火山として有名なエトナ山、その麓には真っ黒な溶岩に覆われた部分と緑の草原の部分のコントラストが興味深い肥沃な大地が広がっており、はるか紀元前の昔から土着のブドウが栽培されてきた歴史を持つ。
ワインとしてもシチリアで最も早くDOCに認められたこの地エトナだが、90年代にバローロボーイズを率い、近代的なアプローチを持ち込むことでその当時世界市場から置き去りにされていたバローロの人気・知名度を再復興させた最大の立役者マルコ・ディ・グラツィアがこの地に興したのがテッレ・ネーレである。

彼はもともとバローロのみならずイタリア全土から素晴らしい品質のワインを見つけ出し、世の中に知らしめるワイン商として頭角をあらわした人物だが、その中でエトナの独特なテロワールに触れ心奪われたことで自らこのエトナでワイナリーを立ち上げることにしたのである。

マルコを魅了したその独特なテロワールとは言うまでもなくエトナ山による賜物であり、50万年にも及ぶ火山活動によって生まれた複雑で唯一無二のものである。

ワイナリー名となっているテッレ・ネーレとは「黒い大地」を意味しているが、エトナに広がる畑の溶岩や火山灰を豊富に含む独特な黒い土壌そのものから名づけられており、その土壌構成は少し距離が離れただけで噴火によって受けた影響の歴史が異なるため大きく異なったものになることもあるという。

そしてその特異な土壌だけでなく、畑の広がる標高も400〜1000mまでと他のワイン産地を見渡しても見当たらないほど稀有な幅広さがあり、この独特かつ複雑な土壌と標高差の掛け合わせがイタリア全土の産地を見てきたマルコにとって非常に魅力的に映ったのはごく自然なことだった。

また加えてその標高の高さからヨーロッパ全体を襲ったフィロキセラ害から逃れた古樹が多く残っていたこと、そして昼夜の寒暖差が他のどの地域と比べても大きかったこともその魅力を増幅させる大きな要因であった。これら複数の要因が絡み合ったこの特別な地から生まれるワインは、総じてエレガンスに溢れ香り高く、そして区画によって違った表情を見せるというまさにブルゴーニュ的側面を持っているのである。

北側斜面の標高600mほどにあるコントラーダ、フェウド・ディ・メッツォのブドウを使用。火山灰豊富な浅い土壌で、最も気温も高くなる区画のため果実が柔らかく大らかに表れやすく、ほのかなスパイスのヒントを備えながらも最も近づきやすい滑らかさを持ったワインとなる。

フレンチオークのバリックとトノーで発酵、木樽で14ヶ月熟成後、ステンレスタンクで1ヶ月熟成