種類 赤ワイン
生産地 フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州/イタリア
ブドウ品種 メルロー 100%
容量 750ml

コッリオやカルソと比べ、決して条件の良くないテロワール、自然のままのブドウ作りに拘るデニス モンタナール

【デニス モンタナール】(インポーター資料より)

デニス・モンタナールが位置するのはアドリア海から6km内陸にある小さな村、ボルゴ・サンドリゴ。海に続く平地で標高は9m。周囲に葡萄畑は全くない。

一見、高品質ワイン造りには不向きなこの土地から規格外のワインを造り出すのがデニス・モンタナール。他のどの造り手のワインとも似ていない独創的ワインです。
「土壌はポンカや石灰岩盤はなく、粘土に海の砂とライムストーンが混じる。ボルドー左岸と似た土壌で他のフリウリとは全く違う。だからメルローとは相性が良い」

「1996年から葡萄畑は勿論、それ以外の畑も全て自然栽培。化学薬品、防虫剤、除草剤は使用しない。森や色々な植物を共存させることで生態系がバランスする」

畑は6年に1回は収穫をせず、最低限の剪定のみで新梢、雑草を切らずに自然の状態で放っておく。これで葡萄樹は自然の力を取り戻していくのです。
「葡萄の栽培だけを何年も続けると地中のミネラルやバクテリア、栄養素までもが画一的になってしまい単純化してしまう。それを防ぐ為に色々な植物を同居させる」

単純化を防ぎ、自然の治癒力とエネルギーを活性化させる事こそがテロワールやヴィンテージを反映させた葡萄を得る事に繋がると考えているのです。

収穫は全て手作業で行われます。1つの畑で2〜3回に分けて良い状態の葡萄だけを収穫。足で踏んで破砕し、小さな木製桶で野生酵母のみで発酵。
「マセラシオンは果皮の状態で決める。基本的には暑い年の柔らかい果皮は短く、冷涼年の硬い果皮は長くするが最終的には試飲で決める」

フリウラーノはそのフレッシュさを追求する為、果皮は使わない。1987年に植樹した2種のクローンをアッサンブラージュする事でフレッシュでも複雑性を得ています。

【メルロー ドドン】(インポーター資料より)
ボルク・ドドン区画。粘土質主体でシルト、砂質が混じるボルドー左岸に似た土壌。標高は9m。1999年に植樹し、セレクション・マッサルで良いクローンを増やしている。手摘みで収穫後、除梗、破砕し果皮と一緒にファイバーグラスの開放発酵桶で自然発酵。約6〜10日間マセレーション。プレス後、澱と共にステンレスタンクで24ヶ月間熟成。ろ過や清澄はしない。