もぐら シャルドネ 2022 / カーブドッチ

4,235円(税込)

購入数

種類 白ワイン /辛口 
生産地 新潟
ブドウ品種 シャルドネ 100%
容量 750ml

(ワイナリー資料より)
新潟の角田山麓を選んだ大きな理由はテロワール、つまりワイン造りを行う環境が整っていたからです。まず土壌が砂地であること。砂地はワイン用ぶどうの栽培に適していて、繊細なワインが生まれるといわれています。とは言え水はけが良いわりに栄養分が乏しいので、毎年堆肥を入れたり草生栽培をしたりと、土作りを続けています。海に近く一年中海から西風が吹き、病気になりにくいのも栽培上の利点で、夏場は熱集積が高く、雨が少ないのも特徴です。また、この一帯は新潟には珍しく冬の積雪も殆どなく、高い湿度はぶどうの樹や芽を守ってくれます。カーブドッチの味わいがワインに現れることを願い、日々の栽培作業を続けています

口の中ですっと広がり、そして体に染み入っていくようなワインを目指して造るのがもぐらです。2022は雨、雨、雨の年。それでも不思議と自社のシャルドネは病気がほとんどでず、健全なぶどうを収穫できました。冷却を行った後除梗破砕し、一晩マセラシオンを行いました。発酵は久しぶりに天然酵母を選択。3日ほどかけて前培養するスタイルです。意気込んだものの上手く発酵が進まず、結局2023年8月にようやく糖分を食い切りました。
出来上がったワインは雨を感じる伸びやかな酸に少し酢酸が入り混じっています。そこに皮由来の厚み、樽のボディが混ざってとても好みの味わいに。抜栓直後は少し浮いた感じがある酢酸も3日目にはしっとりと落ち着いて旨みへと変化しました。抜栓直後に各要素がまとまるにはもう少し時間がかかりそうですが、数年後にはこれまでのもぐらと全く違う液体になるのではと期待しています。
数年ぶりにトライした天然酵母のもぐらはたくさんの事を教えてくれました。これを期に2023VTのどうぶつシリーズは全て天然酵母変更したほどです。