ソアヴェ・クラシコ ラ フロスカ 2020 /ジーニ Soave Classico La Frosca 2020 /Gini

4,840円(税込)

※予告なくヴィンテージが最新ヴィンテージになることがございます。ご了承ください。写真は2018年ヴィンテージです。

種類 白ワイン/辛口 
生産地 ヴェネト州/イタリア
ブドウ品種 ガルガーネガ100%
容量 750ml
アルコール度数12%

フロスカ=Coldの意。夜に吹き付ける冷たい風によりエレガントでフィネスに富む素晴らしいアロマを生み出す銘醸畑。ドライレモンやスイカズラのフレーバーに砕いたアーモンドのニュアンス、塩味がかったミネラルと明るい酸のバランスが素晴らしい。

ソムリエ T ソアヴェとはイタリア・ヴェネト州の一地方でガルガーネガという白ブドウを主に使って作る白ワインです。

ソムリエ K この生産者「ジーニ」 は昔からの伝統的な「ソアヴェ・クラシコ」を作っています。「ソアヴェ・クラシコ」というエリアは丘陵地帯で火山性土壌。

ソムリエ T 広い平野部のそれは「ソアヴェ」のことでフルーティな味わいのワインが多いです。対して「クラシコ」はガルガーネガというブドウの良さを引き出し、酸と土壌からくるミネラルが全体を引き締めます。

(インポーター資料より)
ピエロパン、アンセルミと並び3大ソアーヴェと称えられるジーニはテロワールの優位性が認められたソアーヴェ・クラッシコ中心部に畑を所有し、1500年からブドウ栽培に携わってきた長い歴史を持つ。

現在は16代目のサンドロとクラウディア兄弟が率いており、兄のサンドロは2018年より2度目となるソアーヴェ・ワイン保護協会の理事を務め、高収量による品質低下が問題であった平野部の畑の生産制限を設ける改革に着手するなど、この地の功労者であり、ソアーヴェを代表する人物の1人である。

2019年にはソアーヴェでもバローロと同様に33のクリュが正式に認められたが、ジーニの上級キュヴェは、フィッタ、フォスカリーノと並びクラッシコ生産エリア内で最も名高いクリュ、フロスカから生まれる。豊富な日照量に恵まれた南〜南東向きの斜面にあたるが、「フロスカ=Cold」の名の通り夜には冷たい北風が吹きおろし、丘陵部全体でも昼と夜の気温差が最も激しい。
そのため力強い熟した果実味がありながら、クリスピーな酸、鉱質なミネラルが魅力のスケールの大きなワインとなる。その中でもサルヴァレンツァはフロスカ内で最も古いブドウが植わる区画で平均樹齢は80年、その内の1/3がプレ・フィロキセラの樹齢100年以上の自根の古木だ。
根は10m近くまで深く伸び、火山性土壌由来のミネラルをしっかりと吸い上げワインに映し込む。自根由来のパワーと複雑さ、豊かな果実味、ミネラル、酸が1つとなった彼らのトップキュヴェ、サルヴァレンツァの熟成ポテンシャルは10〜20年にも及ぶ。

栽培、醸造ともに共通するジーニのポリシーは「自然を尊重し、伝統を守り続けること」。1985年には当時革新的であったSO2無添加のワイン生産にも挑戦し、早くからナチュラルなワイン造りを追い求めたワイナリーの1つでもある。伝統的な棚仕立ての畑をオーガニック農法で管理し、畑は森の延長にあるかのごとく様々な植物で溢れている。
手摘みでの収穫はブドウの熟度を見極めるために3回にも分けて行われる徹底ぶりだ。グラビティ・システムを採用したカンティーナでは、自生する野生酵母で自然発酵させ、SO2の添加を最低限に抑える。

人の手の介入を最小限に抑え、自然に寄り添う事こそがワインのポテンシャルを最大限に引き出すとサンドロは語る。ガンベロ・ロッソは「ジーニ兄弟は、ソアーヴェの名を偉大なものにした貢献者の一人であり、その土地とブドウに強い絆を持ち、フィネス溢れる長期の熟成に耐えうるワインを生み出す」と評し、マット・クレイマー、アントニオ・ガローニ、ジャンシス・ロビンソンなど錚々たるワイン評論家もソアーヴェのトップ生産者としてジーニの名前を挙げている。さらに、2017年には、彼らのスタンダード・キュヴェであるソアーヴェ・クラッシコがワイン・スペクテーター誌のTop 100 Winesに選出された。
ジーニのワインはソアーヴェの最高峰であるだけでなく、世界屈指の白ワインと言っても過言ではない。

ステンレスタンクとフレンチオークの樽で発酵、ステンレスタンクとバリックで澱と共に最低8ヶ月