樽発酵 ソーヴィニヨンブラン 2019 / WOODY FARM & WINERY

3,520円(税込)

購入数
種類 白ワイン/辛口
生産地 かみのやま/山形
ブドウ品種 ソーヴィニヨン・ブラン95%、プティマンサン5%
容量 750ml
表示アルコール度数11.5%未満

(ワイナリー資料より)

上山では栽培例の非常に少ない品種です。

現在(2021.4)は合計で0.6㏊の畑を一文字短梢栽培で管理しています。ワイナリーから程近い植ノ山畑(0.2㏊)と生居畑(0.4㏊)の2か所の畑には、それぞれ性格の違うブドウが実ります。礫の多い赤土が主体の植ノ山畑は、比較的早熟で黄色く完熟したブドウが実ります。粘土質が混ざる赤土の生居畑は、1週間ほど遅れての収穫期。緑色〜黄色になりかけたフレッシュなブドウを多く実らせます。

2種類あるソーヴィニヨン・ブランのワインは、このような畑の個性の違いを反映させています。

天候に恵まれた19VTは過去最も収穫量があり、2つのスタイルを醸造しています。こちらの樽発酵のスタイルは、18VTに試験醸造した結果から今回はさらにバージョンアップしています。
そもそもSBのスタイルとは何か?アプローチにより実は様々な味わいが表現できる品種なので、一つに固定せず自由に考えさせてもらいました。柑橘やハーブのようなフレッシュさを控えめにした代わりに、杏子様の核果系やフラワリーな印象、樽由来の甘やかな香りと酸味の調和をイメージしています。
【品種らしさ】を改めて、【ウッディらしさ】と感じていただけると思います。

レギュラーSBと同じ収穫時期ですが、特に黄色く完熟したSBのみを選んで醸造しました。半分はスキンコンタクトしてからプレス、半分は全房プレスです。また酵母は2種類と一つは培養酵母添加なし(約25%)です。結果としてSBは培養酵母の方がきれいな印象に感じますが、無添加の方の味わいのボリュームも捨てがたく、このような選択にしています。酸化に弱い香気成分を活かす為、果汁〜発酵〜貯蔵は還元的に行い、またバトナージュも行っていません。最終ブレンドの時点で味わいの密度を高める為にプティマンサンを加えています。今からでも十分楽しめますが、夏(21.9月)以降がお勧めです。